感土良光の家 -グラウンドを感じる生活- -KANDO RYOUKOU- The new building

広島県福山市の中心街から東へ15分 近年造成された高台にある20区画程の小規模住宅団地、その一画に敷地は存在する。 3方向を団地内通路に囲まれ、唯一東面に対してのみ外部からの視線を気にせず開く事の出来る環境。 そこに家族3人、2階建ての専用住宅を計画する事となった。 それまでのアパート暮らしから、自分の敷地を確保しその上に生活の場を移す訳であるから、特に敷地の特性や周囲への配慮はもちろん、コストについても入念に何度も検討を重ねて設計に当たる事となった。
基本計画段階ではコンクリート造の建物を希望されたが、部屋数と全体的なコスト管理に配慮し、あえて混構造を選択した。 建物全体を2層のコンクリートスラブでゾーニングした後、その上に木造のフレームを構成する事で建物全体を軽量化している。 それによって材料コストの削減を期待し、地震に強い住宅づくりを目指した。 さらに床をリフトし、室内からもグラウンドの気配を感じる事が出来るよう断面計画を行っている。 地面から吹き上げる風を室内でキャッチ~循環させる事を目的としている。 また東側に生活スペースをまとめ、自然採光のみで室内を明るく出来るよう開口部の配置と高さに配慮した。 今回の計画では地盤面と居室の距離感を大切にしている。 そこに緑の生命力を宿すことによって 「 視覚感覚双方の快適 」 を提案しながら、団地内での新しい建築の在り方を模索している。

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